2018年8月アメリカ公開予定の、パペットが登場する大人向け映画 The Happytime Murders の製作会社がセサミワークショップから訴えられました。
She’s flesh. He’s felt. Both are out for justice in #HappyTimeMurders. pic.twitter.com/yJgSnBEWo9
— Happytime Murders (@HappytimeMovie) May 23, 2018
Please see our statement below regarding the STX film. pic.twitter.com/m1OEM6npIB
— Sesame Workshop (@SesameWorkshop) May 25, 2018
特に問題とされたのは、”No Sesame. All Street.” という、セサミストリートを連想させるキャッチコピー。予告編でも暴力ネタ、下ネタと共に使われています。
No Sesame. All Street. #HappyTimeMurders is coming to theaters this summer. pic.twitter.com/fq6JJR35FC
— Happytime Murders (@HappytimeMovie) May 18, 2018
この訴えに対し、STX Entertainment側が弁護士からのコメントをリリース。Fred弁護士とされる写真はどうみてもパペットだったりします。


結局キャッチコピーはそのまま使える判断となり、再びFred弁護士からのコメントが出ています。


この映画はBrian Hensonが監督し、制作にはThe Jim Henson Company, Jim Henson’s Creature Shopが関わっているという「公認パロディ」のような立場の作品です。またパペットの主役であるPhil Philipsを演じるのはBill Barretta氏(ザ・マペッツのペペ、ロルフ、ボーボー、シェフなど)、その他にもマペッツや子供向け作品に携わっていたスタッフの名前が確認できます。
パペットが登場する大人向け作品としては、トニー賞を受賞したミュージカルのAvenue Qがあります。セサミストリートのパロディとわかる部分も存在しますが、訴えられてはいません。(参考Avenue Q | Muppet Wiki)
またセサミ側がThe Happytime Murdersの制作について最近まで知らなかった可能性も低く、私個人の憶測ですが今回の訴えはキャッチコピーの件を含み、「セサミストリートは無関係です」ということをアピールするためだったと考えられます。
なお、予告編にはBrian Hensonに関連してマペット作品の名前も出ています。今のところThe Muppets Studioやディズニーからのアクションは確認されていません。
おまけ
セサミストリートでは結構流行モノのパロディをやっています。元ネタには最近のネット配信作品やホラーも含まれています。どれも凝っていて面白いですよ。