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ザ・マペッツ/The Muppets 特集(1)マペットとは?

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2012年5月19日に日本公開をひかえた、映画「ザ・マペッツ」(原題:The Muppets)。
アメリカでの公開(昨年11月)前から期待していた私にとってはとても嬉しいことなのですが、ディズニー映画ということを置いておいても上映劇場が少ないし、プロモーションもほとんど行われておりません。また正直、マペットたちに馴染みが薄い現在の日本では子供向け映画という認識しかされないのでは?とも思っています。

ザ・マペッツ | ディズニー映画

そこで当ブログは微力ながら日本でのヒットに貢献できますよう、公開記念の特集をやらせていただくことにしました!
映画に興味を持っていただけるような、そして映画鑑賞をより楽しめるような内容にできればと思っております。よろしくお願いします。

さて、第1回は、マペットたちについてです。

以前書いたとおり私自身はマペットの出てくる番組や映画を幼少時から見ていたのですが、現在はセサミストリートの放映も無くなり、エルモなどはユニバーサルスタジオジャパンのキャラだと思われている事もあるとか。
あらためて、マペットとは何者かを簡単にまとめてみたいと思います。

マペットたちは、操り人形師のジム・ヘンソンが1954-55年ごろに生み出したキャラクターです。Marionette/糸で操作する操り人形とPuppet/手指で操作する操り人形の造語と言われています。基本的には手を使って口の動きを、棒や指を使って腕を動かしていますが、2人以上での操演(文楽・人形浄瑠璃の影響をうけたとか)や人が中に入る大型のもの、後にはラジコン操作を併用することもあり様々な形や大きさのマペットが存在しています。

こちらに代表的なマペットの操演図が掲載されていますので興味のある方はご覧になってください。(英語)
HowStuffWorks “Muppeteers”

人がリアルタイムで直接演じていることで生まれるキャラクターの暖かみや複雑な感情表現は、CG表現が一般的となった今もなお多くの人々に愛されています。

ジム・ヘンソンのデザインしたマペットたちで代表的なのは、セサミストリートやマペットショーに出てくるような、大きな目玉とカラフルな色をした愉快なキャラクター。

ストーリーテラーやダーククリスタル、ラビリンス、そして多くのSFX映画ではリアル志向のキャラクターが登場しています。

日本ではセサミストリートや日本独自の人形劇番組の印象からマペットは子供向けのイメージが強いと思いますが、元々は1950年代に大人向け番組のキャラクターとして誕生したものでした。
そして1969年に幼児向け教育番組であるセサミストリートが始まり、マペットたちは世界的に有名になりました。そして1976年から放映されたのがコメディ番組のマペットショー。こちらも5シーズン続いた人気番組となりました。日本でも1981年に短期間放映されていたことがあるそうです。「ザ・マペッツ」はこのマペットショーのキャラクターをベースとした映画となっています。こちらについては次回ご紹介します。

主な参照元
The Muppets – Wikipedia, the free encyclopedia
Jim Henson – Wikipedia, the free encyclopedia

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