出演者と、ネタがわかりにくい部分や日本語字幕のフォローを主に書きます。
シーズン1 第1話Due Date/アップロード
あらすじ
ザ・マペッツの新番組は、オンライン配信のバラエティ。各マペットが発案したコーナーをカーミットが監修、スクーターがアップロードすることになっており、今日が配信当日なのだが…。
タイトルについて
Due Date/アップロード
原題は、締切の期日。日本語は番組内容あわせ。
Muppets Now!/マペット大集合!
原題は、マペッツの出世作であるThe Muppet Show / マペット・ショーと、即時配信のイメージ=Nowからかと思います。日本語の由来は何でしょう?「8時だョ!全員集合」とか?
画面上のやりとり
- Kermit the Frog/カーミット…番組監修および出演。
- Scooter/スクーター…コンテンツの取りまとめ、アップロード担当。
- Gonzo/ゴンゾ…ビデオチャットでスクーターに自分の動画について聞いています。
カーミットのPCと自宅
自宅は本やカメラ、虫の標本(カーミットはカエルなので虫を食べます)、フォジーとの写真、あとザ・マペッツ(2011年)に登場した80’s Robotらしき模型も置いてあります。
デスクトップはメールソフトなどの他は3つフォルダがあるだけ(「まとめる」「調整する」「バンジョー音楽」)の非常にシンプルなもの。壁紙はハスの葉っぱ。
スクーターのPCと自宅
自宅は資料、映像機器などがゴチャゴチャと積まれていて、いかにも作業場という感じです。機材等が古いのが気になります。ボードにメモのほか人間の写真も貼られています(誰かはよく見えず)。
デスクトップもゴチャゴチャ。「配信スケジュール最終版」が10個ぐらい重なっていたり、各コーナーのフォルダ、マニュアルやガイドライン、「仕事のための瞑想」「カーミットとの問題」なんていうのも見えます。壁紙はマペット・ベビー版のベビー・スクーター。
“CONNECTOR”
仲間たちは “CONNECTOR” という(架空の)コミュニケーションツールを使ってやりとりしているようです。ロゴが虹になっているのはカーミットの代表曲 “Rainbow Connection” 由来。
テキストチャット内容と登場キャラクター
カーミットが皆にアップロードを知らせた直後、ウォルター、ロルフ、リゾ、ニュースマンから「やったね」「おめでとう」などの応援メッセージが。カーミットは安心してその場を任せていますが、ピギー、フォジー、ゴンゾ、ボーボー、アニマル、リンク・ホグスロブ、ドクター・ブンゼン、デッドリー、サム、ドクター・ティースから続々と要望や割とどうでもいいような事が送られてきて、スクーターは焦っています。
その後もコーナー毎にチャットやメールが来ています。エンディングでは何事もなかったようにしていますが…。
ゴンゾが知恵とフォークだけで森でサバイバルする動画
原語だと期間は30日間だと言ってます。
自宅からのビデオチャット
自宅の様子は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大以降、彼らがリモート出演した際と同じものだったりします。実際、オンライン画面のパートはマペットパフォーマーの自宅等で収録されているようです。(補足参照)
コーナー
Lifesty(le) with Miss Piggy/ミス・ピギーのライフスタイル
- Taye Diggs/テイ・ディグス(ゲスト出演)…俳優。
- Linda Cardellini/リンダ・カーデリーニ(ゲスト出演)…女優。
- Miss Piggy/ミス・ピギー…髪型が新しくなってます。デッドリーとは友人関係。
- Uncle Deadly/デッドリー…2015年のTVシリーズ以降はピギーのスタイリストとして活動中。
- Margaret/マーガレット…美容師のマペット。モブキャラクター。
- Janice/ジャニス…エレクトリック・メイヘムのメンバー。
- Rosie/ロージー…ヒツジ。モブキャラクター。
ライフスタイ…?
コーナー名が最初 “Lifesty(ライフスタイ)” となっているのは、”sty” という単語が豚小屋(pigsty)を示す言葉のため。
Muppet Masters/マペット・マスターズ
- Walter/ウォルター…ザ・マペッツとカーミットの大ファン。ここ数年あまり活躍が見られなかったので久々です。
- Sam the Eagle/サム…生真面目な性格なので、こういう時はモデルにぴったり。
- Kermit the Frog/カーミット
- Miss Piggy/ミス・ピギー
- Uncle Deadly/デッドリー
マペットのマスター
マスターには「使いこなす」「名人」というような意味合いがあります。Muppet Mastersというと通常は人形遣いのように「マペットを使いこなす」人のことを指しますが、マペット目線でいうと「(何かを)使いこなすマペット」ということになる…のでしょう。
photographerではなくphotobomber
フォトボマーは、撮る・撮られる側にとって不本意な写真の要因になる人。
カーミットのポーズの元ネタ
カーミット役のマペットパフォーマー、Matt Vogel/マット・ヴォーゲルはザ・マペッツ2でコンスタンチンを演じていたためか、似たポーズをしています。
マグカップで紅茶を飲んでいるのは、所謂インターネットミームになった2014年にリプトンのCMに出演した際の画像から。
ミス・ピギーのインスタグラム
アカウントは実在していますが今回の写真は投稿されておらず、ボツになったようです。→Miss Piggy(@realmisspiggy) • Instagram
#ポテトチップを一生分送って
手に持っているのはポテトチップですが、原語ではchunky chips。フレンチフライに近い厚切りのものを所望しているみたいです。
Økėÿ Døkęÿ Køøkïñ/オキドキ・クッキング
- Beverly Plume/ベバリー・プルーム…七面鳥。肩書はfeathered foodie(羽根のある美食家)Plumeとは羽飾りのこと。喋るとき舌を巻く癖がある。新規キャラクターですが、マペットデザインは既存モブキャラのアレンジ。
- The Swedish Chef/スウェーディッシュ・シェフ…肩書はNorse No-Show(北欧すっぽかし)最初出てこなかったから。
- Carlina Will/カリーナ・ウィル(ゲスト出演)…カリビアン料理家。ホームクッキングレシピで人気になった方みたいです。
- 配達員…Matthew Barnette(今作のストーリーライター)がカメオ出演。
オキドキ
OKという意味の “okey dokey” をシェフのスウェーデン語もどきで。
キッチン
一見まともそうですが、後ろの鍋にフォジーがよく持ってるゴム製のチキンが突っ込まれていたり、花火やノコギリがあったりします。
シェフが使った食材
塩、ポップコーン、ミックスフルーツ?(さくらんぼ)、トゲトゲフルーツ?(パイナップル)、チキン
プランター(プランテンの代わり)、バナナ
そんなバナナ
原語では “He is bananas” バナナには「バカ」「頭がおかしい」という意味もあります。つまりベバリーからバカにされてます。
何か
原語では “effort” なので「力作」とか「成果」になりますかね。料理が何とも言いようがないものなので、嫌味で言っています。
Mup Close and Personal/マペットの部屋
- RePaul/ル・ポール…ドラァグクィーンで俳優やモデルとしても活躍。原語ではmultitaskerと紹介されています。マペッツとは以前にも2013年のTVスペシャルや2015年のTVシリーズ(第13話)で共演しています。
- Piotr Michael/ピョートル・マイケル…俳優、声優。冒頭のアナウンスを担当しています。
- Kermit the Frog/カーミット
- Gonzo/ゴンゾ
- Howard Tubman/ハワード…ゴンゾの次に現れたブタ。 かつてMuppets Tonight/マペット放送局に出演していました。
- Miss Piggy/ミス・ピギー
- Fozzie Bear/フォジー…みんなを一気に呼び寄せてしまいます。今回、ギャグは披露なし。
- Link Hogthrob/リンク…割れ顎の気取ったブタ。
- Dr. Bunsen Honeydew/ドクター・ブンゼン・ハニーデュー…ビーカーと一緒に登場。
- Beaker/ビーカー…ブンゼンと一緒に何か質問している様子。
コーナー名の由来
“Up close and personal” =間近で直接話を聞くこと。日本語は「徹子の部屋」のイメージでしょうか。
次々現れるキャラクター
上記で登場順に紹介しています。
オーディションの不合格者を落とす
RuPaul’s Drag Race/ル・ポールのドラァグ・レースネタ。”Sashay away” は同番組で敗退者に告げるセリフ。あとでハワードも言ってましたね。(日本語字幕では「気高く去ることにするよ」)
キャスト
マペットパフォーマー
はっきりしたセリフのある方のみです。
- Bill Barretta/ビル・バレッタ…シェフ、ハワード。
- Dave Goelz/デイブ・ゲルツ …ゴンゾ。
- Eric Jacobson/エリック・ヤコブソン… ミス・ピギー、フォジー、サム。
- Peter Linz/ピーター・リンツ…ウォルター。
- David Rudman/デビッド・ラドマン… スクーター、ジャニス。
- Matt Vogel/マット・ヴォーゲル…カーミット、デッドリー。
- Julianne Buescher/ジュリアン・ブッシャー…マーガレット、ロージー、ベバリー。
マペットの吹替
日本語版制作の表記からマペット関連を抜粋しています。※複数キャラを担当されている方もいらっしゃるようです。
- カーミット…真殿光昭
- スクーター…落合弘治
- ミス・ピギー…小形満
- フォジー…越後屋コースケ
- デッドリー…武田太一
- ベバリー…千種春樹
- ウォルター…小森創介
補足
家族への感謝
スタッフロールにはマペットパフォーマーのご家族やペットらしき名前があります。自宅等での収録に関するもので、VERY SPECIAL THANKSには「静かにして、家やオフィス、寝室、おもちゃ、所有物を貸してくれて、サポートしてくれた」とあります。
カーミットのマペットパフォーマーについて
ちょっと声が変わった?と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、カーミットは2017年からMatt Vogel/マット・ヴォーゲルが引き継いでいます。ネット配信動画以外、日本公開作品では初めてかと思います。
関連コンテンツ
配信開始予告ツイートです。
Hi-ho and happy launch day from me, @KermitTheFrog! It's no stretch to say that @GonzotheGreat is ready for the launch of #MuppetsNow! I just wish I was ready for the launch of Gonzo… Don't miss the first episode now streaming only on #DisneyPlus! pic.twitter.com/kRfmbTsssS
— The Muppets (@TheMuppets) July 31, 2020
特定の公式ツイートをリツイートしているアカウントには、リマインドが届きます。
第1話はカーミットでした。
ル・ポールとのクリップ。
参考
Episode 101: Due Date | Muppet Wiki | Fandom
マペット大集合!の動画|Disney+ (ディズニープラス)