Sesame Street/セサミストリート

「セサミストリート」国内使用権をソニーグループが17年ぶりに獲得、レギュラー放送の再開も想定

2021/07/01、株式会社ソニー・クリエイティブプロダクツがセサミワークショップと日本におけるライセンシングエージェント契約を結んだことが発表されました。

2021年7月より新たな日本展開開始

セサミワークショップが「セサミストリート」の日本におけるライセンシングエージェントとして株式会社ソニー・クリエイティブプロダクツと契約
株式会社ソニー・クリエイティブプロダクツ(所在地:東京都港区、代表取締役:大竹 健、以下 SCP)はこの度、「セサミストリート」を製作する非営利教育団体セサミワークショップ(所在地:米国)と「セサミス…

プレスリリース文によると、契約は2021年7月から。

近年はセサミストリートの版権を持っているSesame Workshop(セサミワークショップ)の日本法人であるセサミストリートジャパンがホームページ、公式Youtubeでの日本語コンテンツ配信、児童向けのカリキュラムなどを運営していましたが、7月以降変更になる可能性があります。分かり次第追記します。

ソニーグループによる国内使用権について

ソニー、「セサミストリート」国内使用権獲得 - 日本経済新聞
ソニーグループは米国の子供向け番組「セサミストリート」の国内使用権を17年ぶりに獲得した。キャラクターグッズやイベントを企画するほか、番組制作や教育用ゲーム開発も検討していく。ソニーはアニメや音楽で知的財産(IP)を強化しており、成長が続くエンタメ分野との連携でIPの価値を高める。傘下で版権管理のソニー・クリエイティブ
Sony paves way for return of Sesame Street to Japan with new deal
Exclusive: Games and music tie-ins to follow as group regains rights to brand

日経新聞の記事では、ソニーグループが「セサミストリート」国内使用権を獲得したのは1989〜2004年以来、17年ぶりとあります。

セサミワークショップ制作によるオリジナル版セサミストリートは、2004年までNHK教育テレビ(現Eテレ)で放送されていました。NHKの放送が終わるまでは今回と同じくソニー・クリエイティブプロダクツが権利を持っており、当時はグッズの専門店も展開していたと思います。

筆者の実家にあった、当時のグッズ専門店のものと思われるショッパー。ソニー・クリエイティブプロダクツの表記があります。

その後、2007年までテレビ東京系列で放送された日米共同制作版以降はテレビではなくユニバーサル・スタジオ・ジャパンでのアトラクションやショー、キャラクターグッズ展開が中心となっていました。近年は前述のセサミストリートジャパンによる動きもありましたが、今後は関連グッズの商品化から、テレビのレギュラー放送再開、オンライン配信、教育向けゲームなども想定しているようです。

レギュラー放送の再開に期待

2007年以降国内でのレビュラー放送は途絶えてしまいましたが、2017年に自閉症のマペットキャラクター(ジュリア)が登場したことが国内でも注目され、2018年にはNHKのバラエティ番組「バリバラ」のスペシャル企画としてセサミストリートとのコラボレーション回「バリバラ×セサミストリート」が放送されました。

NHKにセサミが帰ってきた!SP企画「バリバラ×セサミストリート」にエルモとジュリアが登場
NHKのバラエティ番組「バリバラ」のスペシャル企画として、2018/2/11(再放送2/16)にセサミストリートとのコラボレーション回「バリバラ×セサミストリート」が放送されました。セサミストリートは14年ほど前、2004年までNHKで放送

また、2020年にはアメリカで放映されたスペシャル番組の日本語版が同じくNHKで放映されています。

2020年には小学館からキャラクターブックが発売され、セサミストリートジャパンの取り組みも紹介されています。

日本国内でのレギュラー放送復活に関し、日経新聞の記事で “日本向けの番組作り” “日本独自の番組” というワードが見られるのが気になりますが、また国内でも多くの方々がセサミストリートを見られるようになることを期待しています。

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