Sesame Street/セサミストリートスタッフ・メイキング

Being Elmo: A Puppeteer’s Journey/セサミ・ストリートへ愛を込めて ~エルモに命を吹き込んだ人形師(2011年)

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映画”Being Elmo: A Puppeteer’s Journey“は、セサミストリートの人気キャラクター、エルモを演じるケビン・クラッシュのドキュメンタリー作品。2011年に公開され、高い評価を得ました。
(2017/11/28更新)日本語版の配信について追記しました。それに伴い記事タイトルにも邦題を入れています。

セサミストリートでもあまり目立たなかった、小さな赤いモンスター。そのエルモにかわいい声と個性、愛嬌のある動きを与え、世界中の子供達に愛される存在にしたのがケビン・クラッシュです。

ボルチモアで生まれ育った彼は、10歳の頃ジム・ヘンソンの解説番組から見よう見まねでマペットを製作。やがて何体もの手作りマペットでイベントに出たり、子供向け番組の仕事を手がけるようになります。大人になった彼はマペットビルダーを通じジム・ヘンソンに紹介され数々のマペットを演じます。そして数年後、憧れのセサミストリートの現場へ。

こちらは公式トレーラー映像。大柄な男性がエルモを演じている姿、初見の方はちょっと驚かれるかもしれません。

作品中でも印象的だったのが、彼が小さい子供の前で、彼が見える状態でエルモを演じる映像。あきらかにエルモは彼の右腕ににくっついていて、最初はただの「ぬいぐるみ」です。これじゃ子供がガッカリしてしまうのでは?と思いきや、エルモが動いてあの声で喋るや否や、子供は戸惑うこともなく楽しそうにおしゃべりして喜ぶのです。
エルモに限った話ではなく、大人が見てもやはりマペットはそういう生き物が動いて喋ってるようにしか思えないんですよね。単純な仕掛けですが、口の動きを合わせたり、自分と違う目線のものをモニター越しで演じるというのはやはり凄い技術です。もちろんその技術を得る為にケビン・クラッシュがしてきた苦労、そして小さいころから貫いてきたマペットへの情熱も作品内で語られています。

この作品は日本未公開。US版のDVDで視聴しました。字幕無しなので、ただでさえ英語力の乏しい私は結構聞き取れない箇所がありました。セサミストリートの放映がなくなってもセサミグッズというかエルモグッズが多く発売されている日本、ぜひ何らかの形で日本版をやっていただきたいと思っているのですが・・・。

(2017/11/28追記)Netflixにて配信されていることを確認しました。タイトルは「セサミ・ストリートへ愛を込めて ~エルモに命を吹き込んだ人形師」です。なお2013年からエルモ役はRyan Dillonに交代しています。

Being Elmo: A Puppeteer’s Journey (2011) – IMDb

Kevin Clash – Muppet Wiki

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