マペット界のレジェンドであるフランク・オズと、現在も多くのマペットを演じているビル・バレッタが共同で制作した新しいウェブシリーズ、『Judge Boing Boing/ジャッジ・ボイン・ボイン』が公開されました。
フランク・オズは10年以上マペットのプロジェクトから離れており、今回のように自らマペット作品に関わることは非常にめずらしいことです。
概要
本作は、2026年3月26日にマペットファンサイト「ToughPigs」で第一報が報じられ、4月1日に専用のYouTubeチャンネルにおいて予告編が公開されました。
2026/04/03現在、公式YouTubeチャンネルでは約30秒の「ティザー予告」と、約2分30秒の第1話「JUDGE BOING BOING 1st EPISODE SHORT」が公開されています。
→2026/04/05時点で2話と3話が公開されました。3話にはスタッフロールが含まれます。
→2026/04/10にフランク・オズとビル・バレッタへのインタビュー動画が公開されています。(詳細は下記「インタビュー」参照)
メインキャラクター
内容は法廷を舞台とした短編コメディとなっており、メインで下記3体のマペットが登場します。
ジャッジ・ボイン・ボイン(Judge Boing Boing)
本作の主人公である裁判官です。独自の論理で即座に「有罪(Guilty)」を言い渡します。なお、名前の「Boing」はバネが弾む擬音です。
ベイリフ・ビフ(Bailiff Biff)
犬の法廷係官(Bailiff)。冷静な口調で裁判の進行を管理します。ボイン・ボインからはBiffyとも呼ばれています。
サージェント・オラフ(Sgt. Olaf)
紫色の長い毛に覆われた警察官(巡査部長、Sergeant)。被告の監視担当と思われますが、有罪判決が出た際、被告人をこん棒で殴って追い出しています。
ネタ解説
第1話では法廷用語の取り違えや不条理な尋問といった、言葉遊びを中心とした内容が見られます。
「Your honor」
裁判の定型句「Proceed(進めて)」に応じる「Your honor(裁判長)」に対し、ボイン・ボインが「どこ?」等とキョロキョロする場面があります。裁判官に直接語りかける際は名前ではなくYour honor(honor⋯名誉/閣下)と呼びかけるのがお決まりですが、彼は自分自身が「Your honor」と呼ばれていることを理解していないようです。
定型句「If it would please the court」の解釈
米国の法廷で使われる「I If it would please the court(裁判所の意に沿うならば)」を「裁判官個人を喜ばせる(Please)」と解釈し、ボイン・ボインはハムとチーズのサンドイッチを、ビフはオーツミルクのプロテイン飲料を要求しています。
続く2話と3話でも聞き間違いや勘違いを主とした不条理な裁判が繰り広げられます。
3話の最後およびYoutubeチャンネルの投稿などでスタッフ一覧が公開されており、ピクサー作品を含む数々の映画音楽で知られるマイケル・ジアッチーノの名前も見られます。その他のスタッフ含め、ほぼボランティアでの参加だったようです。
インタビュー
2026/04/10にフランク・オズとビル・バレッタへのインタビュー動画(ダイジェスト版/フル版)が公開されています。
インタビューの中で出ている『Muppet Guys Talking』とは、2017年に公開されたフランク・オズによるドキュメンタリー作品のこと。(参照:[作品情報]Muppet Guys Talking: Secrets Behind the Show the Whole World Watched(2017年) )企画はこの製作時に生まれた即興のキャラクターがきっかけであったこと、全員がほぼ無償で参加した契約もお金も抜きのプロジェクトであること、パペットならではの表現の可能性、フランクがジム・ヘンソンから学び、製作会社名にもなった「Smart Stupidity(賢い愚かさ)」を重視していること、今後の展開などについて語られています。
※新情報が入り次第更新します。



