出演者と、ネタがわかりにくい部分や日本語字幕のフォローを主に書きます。
シーズン1 第6話 Socialized/インターン
あらすじ
スクーターのSNSにカーミットの甥っ子、ロビンからフレンド追加申請が。インターンとしてSNSを共同管理するという。アップロード直前というタイミングで、焦るスクーターだが…。
タイトルについて
Socialized/インターン
社会化、公共化。SNSのソーシャル。今まで孤独にアップロード作業をしていたスクーターですが、最終エピソードとなる今回はロビンの行動がきっかけで仲間たちの励まし(?)を受けながらの作業となりました。日本語はロビンのインターンから。
画面上のやりとり
- Scooter/スクーター…ある意味このシリーズの主役でした。
- Robin the Frog/ロビン…カーミットの甥っ子。ショーや映画にも出演しています。無垢の象徴のような存在で、ピギーも彼にはとても優しいです。
the Pad
FacebookのようなSNSアプリ。スクーターが登録しているグループは仕事関係のほか、テーブルトップゲーム、ビートボックス、焼き物があります。2015年のTVシリーズでやってましたね。
SNSのタイムライン
冒頭ではブンゼンがビーカーにラジウムの場所を聞いており、ビーカーの返事はmeeemeeeepといったものになっています。テキストでも喋れないビーカー。あと次コーナーの伏線にもなっています。
通知に登場するめずらしいキャラクターたち
共同管理者になった後は通知がたくさん来ますが、Muppets Tonight/マペット放送局(1996年)のSal Minella/サル・ミネラ、Johnny Fiama/ジョニー・フィアマをはじめ、Louis Kazaggerなどめずらしいキャラクターの名前があります。Rizzo/リゾやDr.Julius Strangepork/ストレンジポークもしばらく登場していません。また、Emilly Bearというのはフォジーの母親(Ma Bear)です。「The Boomerang FishがLew Zealandに戻りました」等の小ネタもあります。
スクーターへの励まし?
ペペがハッシュタグを作ってからはネタ画像が大量に投下され(ロビンは素直に励ましと思っているようですが)、ピギーはスクーターに新しいコンピューターを買うためのクラウドファウンディングを呼びかけています。最後にはロビンのライブ配信でスクーターへの感謝が呼びかけられました。
コーナー
a reminder from Kermit the frog (and Joe From Legal)/カーミットとジョーのリマインダー
マペット・ラボの直前に入るミニコーナー。
- Kermit the Frog/カーミット
- Joe the Legal Weasel/ジョー
Muppet Labs Field Test/マペット・ラボの屋外実験
- Dr. Bunsen Honeydew/ドクター・ブンゼン・ハニーデュー
- Beaker/ビーカー
- The Swedish Chef/スウェーディッシュ・シェフ…アニメーションパートに登場。アントワーヌ・ラヴォアジエ役。
- Joe the Legal Weasel/ジョー…ついに通常コーナーにも登場。ブンゼンたちと同じ目線で話していますが、アニメーションパートによれば彼は椅子の上に立っているようです。
ジョーのダジャレと言い回し
字幕で「法のことはローヤーに聞こうや!」※lawer =弁護士 となっている部分は、原語ではthe only lawsuit you’ll need to worry about is the one I’m wearing.「あなたが心配するべき訴訟=lawsuit は、私が着ているもの=suit」といった感じ。どっちにしろ寒いギャグでブンゼンたちはノーリアクションでした。実験に関しては弁護士らしくきちんと説明してQED(証明終わり)、in layman’s terms(素人でもわかるように言うと)、cease and desist(停止・中止)、motion to dismiss(棄却申し立て)、Objection(異議あり)など、硬めの言い回しを使っています。最後「私の弁論のように」は、like a deposition on a Friday「金曜日の供述のように」。やはりウケていません。
Økėÿ Døkęÿ Køøkïñ/オキドキ・クッキング
- Beverly Plume/ベバリー・プルーム…七面鳥。今回の肩書はGame For Anything(何にでも挑戦する意思がある)字幕では”チャレンジャー”。
- The Swedish Chef/スウェーディッシュ・シェフ…今回の肩書はMeatball Maestro(ミートボールマエストロ)字幕では”ミートボールの巨匠”。
- Marina Michelson/マリーナ・ミチェルソン(ゲスト出演)…俳優。イスラエル出身。
- Kermit the Frog/カーミット…以前からキッチンにKermit’s Dragonfliesという瓶が置いてあったりするので、セットではなく普段から使っているのかもしれません。
ミートボール対決
料理対決という名目のコーナーでしたが、最終回にしてようやくシェフのまともな(?)料理が。最後に「さすが巨大ミートボールだわ」と言っていますが、原語のThat is how the meatball bounces. というのはThat is how the ball bounces.(仕方がない・人生そんなもの、という意味)にかけています。
Mup Close and Personal/マペットの部屋
- Fozzie Bear/フォジー…最終回にしてようやくコーナーのメインとして登場。
- Seth Rogen/セス・ローゲン…俳優、コメディアン。以前にも別の番組でマペッツと共演しています。
- The Babies/赤ちゃん…赤ちゃんです。Muppets Most Wanted/ザ・マペッツ2/ワールド・ツアーにも出ています。
スタンドアップ・コメディアン
今回はスタンドアップ・コメディアン同士のインタビュー形式の即興コントという感じでした。インタビュー内容は今までの中ではまともに進行していたように思います。クマっちゃうけど…は原語ではbear-ly(かろうじて…)。
Lifestyle with Miss Piggy brought you by LEAKEY BUCKET/ミス・ピギーのライフスタイル
- Miss Piggy/ミス・ピギー
- Uncle Deadly/デッドリー
- Walter/ウォルター…何と27時間かけて大阪へ寿司(uni temaki)を買いに来ていたようです。ようこそ!画像でみるかぎり手巻き寿司っぽくはないですが。
- ヘビ、カタツムリ、金魚、鳥…モブキャラクター。ピギーの発言に怒って出てきました。
- Taye Diggs/テイ・ディグス(ゲスト出演)…俳優。引き続き登場。
- Linda Cardellini/リンダ・カーデリーニ(ゲスト出演)…女優。引き続き登場。
- Esther/エスター…以前からたまに見かけるキャラクターですが、この名前で出てきたのは初めてのようです。
- Mary/メアリー…牛。モブキャラクター。人数あわせ。
スポンサー
海外のYoutube動画などを見ていると、唐突にスポンサーの宣伝コーナーが入ったりします。今回はそのパロディで、Leakey Bucket/リーキーバケツという商品が登場しました。Leakとは漏れることですが、実際はかなり丈夫なバケツ。スポンサー名の併記と引き換えにタイトル表記が改善され、Lifestyleになりました。
キャスト
マペットパフォーマー
はっきりしたセリフのある方のみです。
- Bill Barretta/ビル・バレッタ…シェフ、赤ちゃん。
- Dave Goelz/デイブ・ゲルツ …ドクター・ブンゼン。
- Eric Jacobson/エリック・ヤコブソン… フォジー、ミス・ピギー。
- Peter Linz/ピーター・リンツ…ロビン、ジョー、ウォルター。
- David Rudman/デビッド・ラドマン… スクーター、ビーカー、赤ちゃん。
- Matt Vogel/マット・ヴォーゲル…デッドリー、カーミット。
- Julianne Buescher/ジュリアン・ブッシャー…ベバリー、エスター、メアリー。
マペットの吹替
日本語版制作の表記からマペット関連を抜粋しています。※複数キャラを担当されている方もいらっしゃるようです。
- カーミット…真殿光昭
- スクーター…落合弘治
- ミス・ピギー…小形満
- ウォルター…小森創介
- ジョー…中務貴幸
- フォジー…越後屋コースケ
- デッドリー…武田太一
関連コンテンツ
特定の公式ツイートをリツイートしているアカウントには、リマインドが届きます。
シーズン1の最終回となる第6話はピギーでした。
@pamiroh_ Your feed has never been more fabulous! And @MissPiggy doesn't just remind anyone about a new episode… or maybe she does.
— Disney+ (@DisneyPlus) September 4, 2020
Don't miss the #MuppetsNow finale, now streaming on #DisneyPlus! pic.twitter.com/VD51T2ENuj
また、全話配信後に削除シーン集もツイートされています。すべての配信を終えたスクーターの姿も見られます。
Just when @GoferScooter thought he was out (of office), Joe from Legal pulls him back in! Enjoy these exclusive deleted scenes from #MuppetsNow and stream all episodes now, only on #DisneyPlus. pic.twitter.com/y6PkKt1qTp
— The Muppets (@TheMuppets) September 9, 2020
シーズン1まとめ
ネット配信の番組を題材にした今回のシリーズ。Disney+(ディズニープラス)独占配信のため、日本でも数週間遅れという比較的早いタイミングで視聴することができました。
カーミットとピギー、ピギーとデッドリーの関係性などキャラクター設定は2015年のThe Muppets(TV Series) / ザ・マペッツ(TVシリーズ)に準じています。(日本ではネット配信されていないですが、見ていただくとより楽しめるかと思います。)新規キャラクターとしてJoe the Legal Weasel/ジョー、Beverly Plume/ベバリー・プルームなどが登場。また、Matt Vogel/マット・ヴォーゲルのカーミットが配信動画やライブショー以外の映像作品で活躍するのは今回が初めてのはずです。
毎回ゲストが登場するものの、過去のシリーズ作品でお馴染みだった一緒に歌い踊るコーナーは無し。またカーミット、ゴンゾ、フォジーなどは過去作品に比べ登場が少なめでした。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行に伴い、ビデオチャットなどはマペットパフォーマーの自宅等でリモート収録されたようです。
シーズン2以降の情報についてはまたあらためて。
参考
Episode 106: Socialized | Muppet Wiki | Fandom
Muppets Now | Muppet Wiki | Fandom
マペット大集合!の動画|Disney+ (ディズニープラス)